【私の支障(見る・聞く・話す)】


私は、右眼の視力が0.1で、左耳の聴力が無いけれど。

それはメガネや集音機の利用や、もう片方の眼や耳が補ってくれるので、支障は大きなものとは感じていません。


支障と感じているのは・・・

<見る>

眼が思うように動いてくれない。

見ることに集中できない。

明暗の変化に適応できず、とにかく眩しい。

<聞く>

話は聴こえていても内容が理解できない。

些細な音で驚き、金属的な雑音が加わり不快になる。

耳鳴りが大きく、会話が聞き取れない。

<話す>

物理的に口が動かず話せない。

頭に適した言葉が浮かばない。


これらの支障を補うために、文字を使う方法も利用するのですが、これにも支障があるのです。

<書く>

手が動かず書き辛い。

文字が頭に浮かばない。

また、見るという集中力が無いから、書けないということも起こります。


これだけ書き連ねると、えらいこっちゃ!と驚かれるかもしれませんね。


しかし、私にとって、しばしば起こる支障ではありますが、常時ではないのは幸いです。


では、いつ支障が大きくなるか!


<支障が大きくなる時>

空気環境が悪い時、寒暖の差や気圧の急降下などの環境の変化、身体的精神的ストレスが加わった時、それらによる疲労が積み重なった時などです。


なにもかも化学物質過敏症(CS)と言い切れないかもしれませんが、私は曝露により支障と感じる症状が現れます。


逆に、私の身体が嫌がる物質が無い、私にとってクリーンな環境になれば、あっという間に解消できることもあるのです。


<回りから分かり難い症状>

これらの症状(支障)は、私をCSと知ってる方でも分かり難いと思います。

継続して起こっていることもあれば、急に話せなくなる場合もあるのです。

私には環境の悪化が自覚できても、回りの方には分からないことですから。


<エピソード>

空港ビル内の空気は、良くありません。

窓口で支払いをしようと、財布は出せたのですが、ファスナーを開けることも、お札や硬貨を出すことも出来ない!と・・・私も、やろうとして初めて自分の異変に気付きました。

「手が動き辛いので、お金を出してもらえませんか!?」とお願いしても、けげんな顔をされるばかり。

私が、もたつきながら財布と格闘しているのを眺めた後、サポートしてもらえました。


指が変形してもいない、それほど年寄りでもない、見かけは元気そうな私。

その時は、言葉が出たので良かったけれど。


<私の取説>

何度話しかけても、返事をしなかったり、とんちんかんなことを話すことも、あるかもしれません。

ボケてるかと思えば、また元に戻ったり、取り扱いが難しいとも思います。


秒刻みで変化もあり得ると、知っていただけると有り難いです。

失礼な応対もあり、申し訳ないと思いますが、見守りサポートしていただけると助かります。


私自身、パニックになることが無いように、症状を悪化させないよう気を付けたいと思います。


2015.6.9.風のたより2「私の支障(見る、聞く、話す)」